新しい知事の選出で兵庫県政への信頼の回復を
憲法が輝く兵庫県政をつくる会は、齋藤知事「告発文書」以来の県政をめぐる混乱について、下記の声明を発表しました。
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「告発」の真相究明と新しい知事の選出で、兵庫県政への信頼の回復を
2024年7月17日
憲法が輝く兵庫県政をつくる会・幹事会
「斎藤元彦兵庫県知事の違法行為等について」と題された文書による告発から4ケ月が経過しましたが、事実調査の前に公開の場で告発者を「嘘八百」「公務員失格」と決めつけるなど、この問題に対する知事等の対応の不適切と不誠実から、兵庫県政は告発者の自死という最悪の事態をふくむ前代未聞の混乱に陥っています。
責任を問われた斎藤知事は、この期に及んでなお「県政を前に進めるのが私の責任」と言われていますが、混乱を招いた張本人に「前に進める」ことなどできるものではありません。また「私自身が生まれ変わる」とも言われていますが、質問にまじめに答えることさえしない記者会見での姿には、その努力の片鱗も感じることができません。
自治体の業務は「住民の福祉の増進」を基本にするもの(地方自治法)ですが、物価高と生活苦が拡がりつづける中、今回の混乱が業務の深刻な停滞にいたる前に、速やかに解決されることを強く望まずにおれません。職場に誇りがもてない状況におかれた県庁職員の労苦も早急に改善されるべきでしょう。
斎藤氏はただちに知事を辞任し、あらためて県政のリーダーを託すにふさわしい人物の選任を、県政の主権者である県民に委ねるべきです。
あわせて県議会が設置した「百条委員会」のみなさんには、「告発文」に記された「7項目の内容の真偽」に関する「調査特別委員会」としての責務を、最後まで果たしていただきたく思います。それがこの混乱を抜け出して、県政の信頼回復に向かう第一歩になると考えるからです。
私たち「憲法が輝く兵庫県政をつくる会」(憲法県政の会)は、次期知事選挙に向けてブックレット『県政に信頼と安心を(ウィーラブ兵庫⑩)』を発行し、兵庫県に期待する政治の基本を明らかにしています。今後は、ハラスメントがなく心理的安全性が確保される県庁づくり、またそれにふさわしいリーダーのあり方などについても県民のみなさんと議論をかわし、信頼される県政の再建に向けて引き続き努力を重ねていきます。
以上