知事選を終えての選挙本部声明
【選挙本部声明】
2024年11月20日
憲法が輝く兵庫県政をつくる会
「信頼と安心、県民のいのち、くらしを大切にする県政」へ
選挙の総括を深めながら、公約実現めざしがんばります。
2024年11月17日投開票の兵庫県知事選挙で、憲法が輝く兵庫県政をつくる会が擁立したおおさわ芳清候補は、当選にはいたりませんでした。ご支持をお寄せいただいた県民のみなさん、ご支援をいただいたみなさんに心から感謝申し上げます。会とおおさわ候補がかかげた政策は、どうしても実現が待たれているものに他なりません。私たちがかかげた政策・県民要求実現のとりくみをこれからも続けていきます。
今回の知事選挙は、斎藤前知事の失職にもとづくもので、知事告発文書をめぐる県政の混乱をいかに立て直すのか、県知事のリーダーのあり方・資質が問われた選挙でした。また、物価高と生活苦が県民生活を襲い、直前の衆議院総選挙で自公与党が過半数割れを起こしたもとで、すべての候補者にこれまで続いてきた自民党主導の県政に対する評価、態度が問われる選挙でした。
選挙戦の構図の特徴のひとつは、県政史上はじめて自民党が候補者を擁立できなかったもとで、斎藤氏、稲村氏、清水氏のいずれもが、自民党の支援を受けたことです。県政の混乱をただすと主張する候補も、県政のなかみではこれまでの自民党主導の県政の継承の立場にたっており県民生活に関わる政策らしい政策を持たなかったことが共通していました。
私たち憲法県政の会とおおさわ芳清候補は、第一にいますぐ県政を正常化することをかかげ、何よりも職員の声をよく聞き、職員を信頼して県政を進めるリーダー像、リーダーのあり方を訴えました。第二に、県民のくらしと安心を支える政策をかかげ、これまで続いてきた自民党主導の県政を「なによりいのち、くらしを大切にする県政」への転換することを訴えました。
選挙戦を通して、会とおおさわ候補の政策への共感が広がり、女性、若い世代、医療従事者、中小業者、知識人など、幅広い方々から支援と激励が寄せられました。数多くの県民のみなさまから切実な要求が届けられ、実現への期待が寄せられました。「命の平等」を掲げ、コロナのもとでも病院院長として病院職員と力をあわせて地域医療を守り抜いたおおさわ候補の人物像・人柄への信頼が広がりました。政策と訴えが届けば、支持が広がることを実感する選挙戦でした。
同時に、県民全体にそれを届けきる点で力不足がありました。憲法県政の会幹事会・選挙闘争本部や加入団体・地域の会における学習や取り組み状況、街頭での宣伝、SNSの活用、個人演説会の持ち方、対話・支持拡大活動の工夫、取り組み集約の体制、そして全体の活動量などについて点検し、検討していきます。
選挙の結果、斎藤氏が再選されましたが、告発文書に記載された斎藤氏のハラスメントと県政私物化についての真相究明、県政混乱の責任は明らかにされなければなりません。選挙期間中には、これまでの百条委員会等で確認されてきた事実までなかったことにしようとするデマと謀略がSNS等で嵐のように吹き荒れました。私たちは、斎藤氏が県政混乱の責任を回避することなく自らの責任を明らかにすることが知事として県政運営を行う上で大前提の責任であることを厳しく指摘します。
今回の選挙には、斎藤氏を支援するために当選を目的としない立花氏が立候補し、不法な個人情報を含む偽情報、根拠のない主張の拡散が行われ、謀略と暴力、分断・対立が選挙に持ち込まれ、斎藤氏の再選への流れを作り出したことが明らかになっています。斎藤氏本人と選挙陣営には、立花氏との関係などを明らかにする責任が生まれています。民主主義の根幹をなす選挙戦において、こうした事態は許さないことを、広範な県民の共通認識にしていきたいと考えています。
選挙結果の分析については、ご支援をいただいたみなさんをはじめ、多くのみなさんからご意見を伺い、あわせて私たちの取り組みの点検も深めながら、今後にいかす決意です。一層のご支援をよろしくお願いいたします。
以上
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