【記者会見】兵庫県政の異常事態に対する私たちの見解と決意
憲法が輝く兵庫県政をつくる会は、2月6日に県庁記者クラブで会見を行い、昨年の知事選後も続く県政をめぐる混乱について、下記の幹事会声明を発表しました。
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2025年2月6日
兵庫県政の異常事態に対する私たちの見解と決意
憲法が輝く兵庫県政をつくる会幹事会
元県民局長による斎藤元彦知事に対する告発文書の真偽を解明する百条委員会の委員であった竹内前県議が亡くなりました。たいへんに悲しいことです。
その竹内氏をデマと恫喝で追い詰めていた立花孝志氏は、同氏が亡くなった直後にも「(竹内氏は)逮捕される予定だった」と後日県警本部長に否定される悪質なデマを拡散しました。その責任はきわめて重大といわねばなりません。
他方、1月27日の百条委員会では、井ノ本知明元総務部長が元県民局長のパソコン内にあった私的文書を県議2人に流出させたとの証言が報告されました。立花氏は昨年の知事選挙で私的文書の中身だとして元県民局長への中傷を繰り返しましたから、この文書流失の経過の解明は重要問題です。
深刻なのは、兵庫県政の正常化に責任を負うべき斎藤知事自身がこれら異常事態の究明と解決に、まるで他人事のように接する無責任な態度に終始しているということです。
私たちは、昨年の知事選挙に「おおさわ芳清」候補を擁立し「いますぐ県政を正常化」を公約の第一に掲げて取り組みました。選挙の結果は斎藤氏の再選となりましたが、その際の声明で私たちは次のように述べました。
「斎藤氏が県政混乱の責任を回避することなく自らの責任を明らかにすることが知事として県政運営を行なう上で大前提の責任である」。
また立花氏等によるデマの拡散などが「斎藤氏の再選への流れを作り出した」として「斎藤氏本人と選挙陣営には、立花氏との関係などを明らかにする責任が生まれています」とも述べました。これらの指摘は今も生きています。
さらに今日ではこれにPR会社の買収という公職選挙法違反の疑惑に対して、説明責任を果たすことの必要も追加する必要があるでしょう。
振り返ればすべての混乱は、告発した元県民局長への斎藤知事や県幹部による報復的で違法な対応から始まっています。公益通報者を保護する義務を果たさず調査結果をまたずに告発者を一方的に処分し、そのうえ告発者を貶める意図をもって私的文書を流出させました。そして告発事実の解明をデマや恫喝などの暴力も用いて妨害する立花氏等の行動を知事等が野放しにしてきたことが、県政の今日の異常につながっており、この事態に対する知事らの責任はきわめて重大です。
「憲法が輝く兵庫県政をつくる会」は、兵庫県政の正常化を願う県民のみなさんと力をあわせ、「なによりいのち、くらしを大切にする県政」へと転換させる取り組みに、今後も力を尽くすものです。
以上
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